晩秋の但馬をめぐる旅 後記

UCHさんから旅行後記が届いております。

今回は兵庫県北部・但馬地域をめぐる旅に行って参りました。

午前1時。我々は西明石駅に集合し、旅がスタート。
途中ファミレスで少し時間を潰しつつ、午前4時に竹田城跡の麓の駐車場に到着。
竹田城跡といえば、あのGoogleのCMで雲海のシーンが登場し一躍有名になりましたね!
今回は、まさにその雲海のシーズンである晩秋に訪ねたわけですが、到着時点ではあいにく霧(雲海)ではなく一面雲に覆われ、時折小雨も降る始末。
それでも我々は標高350mの山頂へ向け登山開始。真っ暗闇の中、懐中電灯を頼りになかなか急峻な登山道を、息を切らしながら登っていくこと約50分。竹田城跡に到着。

竹田城跡からの夜景

まだ時刻は午前5時過ぎだというのに、既に数百人もの人が集まっており、やはりそのほとんどは一眼レフや三脚など本格的なカメラを手にしておりました。
我々は比較的空いていた三の丸にて日の出の時間まで待機することに。
竹田城跡 石垣
石垣の上の人々
東の雲が分厚く、残念ながら日の出も雲海も拝めず… しかし、頭上には少し青空も広がり始め、これはこれで良い景色を拝むことができました。

フルーツサンド
その後、豊岡市まで移動し、地元で人気のフルーツパーラー「百果園」にて朝食をとることに。果物専門店だけあって、どれもジューシーで美味しかったです。

コウノトリ
続いて、同じく豊岡市内の「コウノトリの郷公園」へ見学に行きました。
その昔コウノトリは絶滅寸前だったのですが、日本最後の生息地となったここ豊岡にて、昭和40年に人工飼育を開始するなど、長年にわたりコウノトリの保護・増殖が行われてきました。今では約90羽が飼育されているそうです。
また自然界への放鳥も盛んに行われており、車で移動中にも、田んぼで餌を探すコウノトリの姿を何羽か運良く見かけました。

出石城
鳥居とわずかに残った紅葉
次に我々が訪れたのは「但馬の小京都」こと、出石(いずし)。小さな町ですが、その昔但馬の中心として栄えたそうで、今でも街並みは往時の面影を色濃く残しています。
皿そば
そして、出石の名物と言えば、そばであります。
「皿そば」という、出石焼の小皿に乗せて出されるスタイルです。ちょうど新そばの時期ということで、風味豊かなそばをいただきました。

安国寺のわずかな紅葉
最後に向かったのは、ドウダンツツジの紅葉が有名な但東町の安国寺。お寺の本堂から眺める紅葉はまるで絵画のようである… というのを期待して訪ねましたが、今年は色づきが早かったようで、もう紅葉はほとんど終わりかけでした… 残念無念。それでも我々はわずかに残った紅葉を楽しむのでした。

駆け足で巡った但馬の旅、かなりハードな行程でありながら中身の濃いものとなり、各々充足感と疲労感を抱きつつ帰途につくのでありました。

P.S. UCHさん、旅行のパンフレットまで作って準備をしてくださったそうで、ありがとうございました。

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