6/18 和歌山県・五感で楽しむ紀中の旅 後記

UCH氏より旅行記が届いております。

遅くなりましたが、下記、和歌山・紀中の旅の後記です 。
(非常に中身の濃い旅でしたので、長文になってしまいました。申し訳ございません…)

今回、我々は初夏の和歌山県・紀中エリアへと旅に出ました。

まず最初に向かったのは、醤油発祥の地と言われている湯浅町。
著名な醸造会社の1つ、湯浅醤油(有)にて工場見学をしました。

車から降りると早速醤油の良い香りが。
あいにく当日は工場はあまり操業しておりませんでしたが、素材からこだわり、手間ひまかけて醤油がつくられている様子には大変感銘を受けました。

昼食は、湯浅の特産であるシラスを食べに「かどや食堂」へ。
定番の釜揚げシラス丼や、産地ならではの新鮮な生シラスに舌鼓を打ちました。

湯浅町は熊野古道の宿場町として栄え、醤油醸造など商工業を中心に発展した町が今も地割を残し、中心部の一部は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

その街中の一角に「甚風呂」という銭湯跡歴史資料館がありました。
ここは昭和末期まで実際に銭湯として営業しており、浴場など往時のまま残っていて、大変ノスタルジックな雰囲気でした。

その裏手には当時の経営者の住居も残っており、昭和の古民具などが展示されていました。
「となりのトトロ」で登場していた、古い電話機(※デルビル磁石式壁掛電話機というそうです)など、一部は実際に触ることもできて、その時代を知らない我々にとっては非常に新鮮な体験でした。

また、スタッフの方のご厚意で、昭和初期のレコードを当時のように蓄音機で聞かせていただきました。経年劣化でさすがに若干不明瞭ではあるものの、約80年も前の音声をこの耳で聞くという貴重な体験ができて良かったです。

その後、湯浅から南へ海沿いに走ると、突如白い岬が出現!
ここは由良町の白崎海洋公園。白い岩の正体は太古の石灰岩で、「日本のエーゲ海」とも呼ばれています。
青い海と白い海岸線のコントラストが非常に印象的でした。

続いて我々は南高梅で有名なみなべ町へと向かい、「紀州梅干館」にて梅酒作り体験をしました。
凍った南高梅に、3種の砂糖(氷砂糖・グラニュー糖・黒糖)をお好みで選んで入れ、最後に日本酒・焼酎・ブランデーの3種類のお酒をそれぞれ注いで混ぜ合わせれば完成!
作ってから約1ヶ月後が飲み頃だそうで、どんな仕上がりか今から楽しみです!

最後に、日高川町の「椿山レイクブリッジ」に立ち寄りました。

ここは知る人ぞ知る、日本一のヤッホーポイント(自称?)、つまりやまびこがよく響くスポットなのです!
やまびこは対岸まで約300mが一番綺麗に返ってくるそうで、叫んでみると確かにイメージ通りのやまびこが返ってきて、ちょっと感動しました。


ちなみに、このやまびこを応用して、童謡「森のくまさん」を1人輪唱することもできました。

以上、駆け足で巡りましたが、図らずも、嗅覚・味覚・触覚・視覚・聴覚、1日で五感全てを活用する、非常に濃密な旅行となり、我々は満足な気持ちで帰途につくのでありました。

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