旅後記11.24 京都“哲学の道”

KOACHさんより旅後記が届いてます↓

大阪府出身、豪栄道(大関)が5勝10敗で負け越した秋場所の千秋楽から一夜明けた11月24日、私たちは京都“哲学の道”を歩いてきました。よくよく考えてみると、「道」と名のつく力士は、豪栄道のほかに大道(十両8)がいます(日本相撲協会HP)。私たちが常日頃から歩いているように、「道」は生活に非常に身近なものだといえます。

こうした中、私たちは銀閣寺から南禅寺までの“哲学の道”約3㎞を考えながら歩き、古き良き日本の古刹にふれながら、思索に耽ってきました。目を見張ったのは、先ずは世界遺産・銀閣寺のわび・さびの美学。そこから“哲学の道”に入ると趣は一転、色彩豊かにコーディネートされた道、法然院とその周辺から醸し出される質素かつ上質な世界、大豊神社で表現される自然の雅なグラデーション。道沿いには茶房や雑貨店など多数あり道中で抹茶を堪能しつつ、終点の南禅寺に至ると、南禅寺の三門からは境内にある真っ盛りの紅葉を一望。京都随一とも評される比類ない絶景を満喫しました。詳細は以下の通り。

教科書にも載っている銀閣寺の一枚。左側に見える頂上部のない砂山、そして波打つような造形、これらはいったい何を表現しているのか、非常に考えさせられます。

  
銀閣寺の庭園は言葉にならないくらいの美しさ。紅葉の濃淡における微妙な差異はまさに計算された色彩表現といえます。

高台から見た銀閣寺。

法然院。門をくぐると‥。

“哲学の道”沿いの紅葉。白川疎水にはなんと鴨がいました。

南禅寺の水道橋。上には琵琶湖疎水が流れています。

南禅寺の三門から眺望できる自然のグラデーション。設計された景観を思わせます。

今回の旅を振り返って、“哲学の道”の由来となった哲学者・西田幾多郎の言葉が刻まれた石碑が路肩に設けられていたことを思い出しました。華やかな道沿いから見回れば由緒ある寺社も多数あり、なにやら色々なことを思い巡らせた行程でした。好天にも恵まれ、また春に同じルートを歩きたいとも思った、よい旅でした。

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