8/7(日) 【岡山県・備中松山城と井倉洞の旅】後記

UCHさんから岡山旅行後記が届いております!

連日猛暑日の続く8月上旬、我々は岡山県へと旅に出ました。

途中、総社市内にて昼食をとってから、まず我々が向かったのは、現存天守が残る山城としては日本一高い場所(430m)にある、備中松山城。
この城に向かうには、8合目のシャトルバス乗降所から更に20分ほど山登りとなります。この日は最高気温35℃まで達しましたが、我々が行った時には運良く日が陰ってくれたおかげで、案外快適に登ることができました。

大手門跡の脇には高さ10m以上の巨大で切り立った岩壁がそびえ、その上に石垣、更に土塀が建てられており、今でも難攻不落の名城の面影を感じさせます。

二の丸まで登ってくるといよいよ天守が姿を現します。近くまで来てみると、天守は割と小さめに感じます。

とはいえ、標高は400m超ですので、城下町も遥か下方に見えます。
ちなみに、この備中松山城のあたりは、晩秋には雲海が発生することもあり、まさに「天空の城」となるそうです。

続いて、我々は新見市の井倉洞へと向かいました。

まず我々を出迎えてくれたのは、直立240mもの石灰岩の絶壁!
岩の割れ目から滝も流れ落ちています。
洞穴の中に入ると、年間通じて気温が15~16℃と、この酷暑の時期にはまさにオアシスです。

この井倉洞は全長1,200m、高低差は90mと、西日本では山口県の秋芳洞に次ぐ規模を誇る鍾乳洞だそうです。

何万年、何億年もかけて形成された鍾乳石や石筍など、地球の織り成す造形美に圧倒されました。

最後に立ち寄ったのは、高梁市成羽町の吹屋地区。標高550mの山間に、突如ベンガラ格子と石州瓦による赤褐色の家並みが現れます。

ここ吹屋は、平安時代以来からの銅の産出と、江戸時代からのベンガラの精製で大正時代まで繁栄した町で、最盛期には3000人以上の住民がいたそうですが、現在では過疎化・高齢化が進行し、住民はわずか100人程度でひっそりとしていました。

昔日の繁栄を偲ばせる街並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。郵便局も街並みに合わせた風情のある建物です。

2012年に廃校となった旧吹屋小学校、廃校前は日本最古の現役小学校校舎として知られていました。
この校舎は将来的に資料館となるそうで、現在は耐震強化工事中(2020年完成予定)のため、残念ながらその姿を拝見することは叶いませんでした。

(↑案内板にあった、在りし日の吹屋小学校)

《余談》
岡山といえば、言わずと知れたフルーツ王国。
今回、我々は道中で直売所に立ち寄り、早生の「桃太郎ぶどう」を購入し、皆で分け合っていただきました。

この桃太郎ぶどう、皮が薄く種もないため、皮もまるごと食べられます。
食べた時の「パリッ」と弾けるような食感、その後に来る爽やかな甘酸っぱさが何とも言えず、いくらでも食べれそうなくらい大変美味しかったです。

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