11/23(水,祝) 【旧福知山線 廃線敷ハイキング】後記

今回、我々は国鉄(現JR)福知山線廃線敷(生瀬〜武田尾)ハイキングコースを訪ねました。
福知山線は尼崎駅から福知山駅に至る路線で、生瀬~道場駅間はかつて武庫川渓谷に沿って走る景色の良い風情のある区間でした。

それが、今から30年前の1986年、宝塚~新三田駅間の複線化&新線切り替えに伴い、廃線となった旧線の一部はハイキングコースとなっています。近年は桜や紅葉を楽しめる渓流沿いのコースとして訪れる人が後を絶たず、年間約6万4千人が訪問しているそうです。
これまではJR非公認のコースで整備が行き届いていませんでしたが、この度JR公認のコースとなり、それに伴って半年間コースを完全閉鎖して、安全柵の補強やトンネルの補修などの安全対策工事が施され、この企画1週間前の11/15(火)から一般開放されました。

今回のスタート地点である生瀬駅は、自動改札機が2台しかない小さな駅ですが、この日は電車が到着する度に、我々と同じようなハイキング客が大勢乗降し、大変な賑わいをみせていました。
また、偶然にも某テレビ局の取材クルーが駅前でロケを行っていました。(後にハイキングコースの途中で再び遭遇しました。)

生瀬駅から1kmほど歩いたところで、いよいよ廃線敷に入ります。
我々の前後にはずっと人が連なっていて、皆がぞろぞろと連なって歩く様子は、さながら遠足のようにも見えました(笑)

川の方に目をやると、巨石がゴロゴロしていたり、岩場が壁のようにそびえ立っていたり、と荒々しい風景が続きます。

途中にはトンネルが6本あり、中は照明が全く無くて真っ暗、しかも下は砂利道なので、懐中電灯などの明かりは必須です。
(この日は人が多かったので、前の人に付いていけば案外何とかなりましたが…)

3本目のトンネルを抜けると、このコースの一番の見所でもある、第2武庫川橋梁に差し掛かります。
安全対策工事がなされる以前は、まだ中央に線路が残っていた為に、橋梁の左端にある細い通路を渡っていたそうです。それはそれでスリルがあって楽しそうなので、渡れなくなったのは少し残念でした。

途中、ちょうど見頃を迎えた紅葉が我々を出迎えてくれました。

レールは完全に取り除かれていましたが、枕木や錆びた速度制限標識などは残っていて、ここに鉄道が走っていた面影を感じることができました。

結局、人が多くてゆっくり休むこともできないまま、約7kmの道のりを2時間ほどで踏破し、終着の武田尾駅に到着しました。

個人的にはこの廃線敷はすごく良いスポットだと思ったので、オフシーズンに写真でも撮りながらのんびりと散策してみたい、と心の中で再訪を誓うのでありました。
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(管理人談)  今回は参加者7人中6人が女性で、たくさんの姫君に参加していただけたようです。紅葉を一通り見た後は武田尾から宝塚に移動して、カフェで昼食を取りながら"ほぼ女子会"を楽しんだとのことです!

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